月の砂漠より

らくだの背中から眺めた人間模様をつづります

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妊娠中の話でも・・・合併症の謎

たった今、オカンが帰途につきまして・・・。
こんきゃ~は、日系航空会社で成田経由だってことで、夜出発。
こぶつきで空港に送り迎えできんもんで、電車で空港に向かってまうことにしましたとさ。

オカン滞在中のことは、そのうち書かせてまうわね。
とりあえず、忘れる前に、妊娠中の話でも・・・の続きを書いとくわ。


らくだの妊娠生活、大出血による入院は一度だけ、つわりもほとんどなくって、自分自身では「すこぶる順調」って思ったんだけど、冷静に母子手帳(っていうか、母親手帳っていうんだねぇ、某国語だと・・・)を眺めてみると、リスクや合併症のオンパレード。

その中で、一番危険だったのは、深部静脈血栓症の既往歴。
これは、こぶ太郎というよりも、自分の命にも影響する問題だったもんで、かなり慎重だったんだよね。
予防のためのヘパリン注射は妊娠判明時から始めて、出産後の今も続行中。
おまけに、体質なのか、ヘパリンの効きがイマイチらしくって、普通なら40mgのところ、80mgを注射しとるしね。そういえば、血栓は妊娠中にも再発したんだよね。(ありゃ、どぇりゃ~痛かったわ~。)
だもんで、足に違和感があるたびに、「また血栓??」って怖くってねえ。
そんじょそこらのホラー映画よりも、背筋が凍ったがね。


次に母子ともに悪影響になるのが、妊娠糖尿病。
もともとね、大台に乗る前(当然、妊娠前)に、糖負荷試験したら、正常値の上限スレスレっちゅうか、「ほぼ糖尿病」だったんだよね。
ほいだで、妊娠判明と同時に、炭水化物摂取を控えたんだよね。
妊娠中は正常値が大幅に引き下げられるもんで、それでも「妊娠糖尿病」って判断されることは間違いなしだったんだけど・・・。

ところがねぇ、前回書いた入院騒ぎのときにね、既に血糖が思いっきり高かった(恥ずかしながら、お赤飯食べて1時間半後くりゃ~で、220ほどありまして・・・)にも関わらず、病棟医師が「血液検査異常なし」って、退院時にもらう「お手紙」(いわゆるEntlassungsbriefって、家庭医や行きつけの産婦人科医に見せる奴ね)に書いたんだよね。たまたま、お手紙に書いてあった検査数値をらくだが目にして、シェイクに報告して気付いたんだけど・・・。
退院後は、同じでゃ~がく病院の「妊婦外来」に通って、当時、病棟で当直しとった女医さん(つまり、この人がらくだの採血担当したはず)自身が外来の担当だったにも関わらず、いつまでも「糖負荷試験」をしてくれんの。
こっちは、外来に顔出す度に、「早く負荷試験をしてくれ」って急かしたのにねぇ。
「まだまだ、今やっても無駄です」とか言ってさぁ。

ほんでねぇ、23週目だっけ、24週目だっけ・・・(いや、25週目だったかも)に検査したら、「すごい血糖が高いです。」って驚かれた。
いや、この数値、入院時の血液検査よりも若干低いくらいだけどね。。。)
負荷後1時間の値があまりにも高かったもんで、その場でシェイクに連絡を取って、知り合いの「糖尿病重点内科医」(某国語だとSchwerpunktpraxisって呼ばれとります)で働く知人に、その日のうちに診療の予約を入れてまったんだよね。

らくだ、もともとの基礎疾患のせいで、糖尿病に限りなく近い状態が続いとりました。
シェイクの知人、「でゃ~がく病院の外来で、こんな(妊娠糖尿病に対して)高リスクの患者さんをここまで放置するなんて・・・」と、絶句状態だったらしいがね。(これは、シェイクがあとで教えてくれたんだけどね。)
4日後に、インスリン治療に入ったんだけど、当然ながら、その後は出産までの間、更に厳しい食事療法も始めたんだよね。

炭水化物は、玄米や全粒粉の製品。
蛋白質と野菜を大量に摂取しつつ、脂質もある程度摂りながら・・・。
普通は、6分食って、1日6回にわけて食べることを推奨されるけど、らくだは夕食後は、就寝前の血糖値が異常に上がったこともあって、なんにも食べんようにしたんだよね。
運動も、みゃ~にち(毎日)、朝・昼食後に各30分程度のウォーキング。雨が降っても、寒くっても続けたのは、後にも先にも、この時だけだわなも。
そのうち、お腹が重くなってきたもんで、段々としんどくなって、ウォーキングってよりは「足早な散歩」だったけど。
血糖は、1日7回測定。
インスリンは、朝食前に普通の速攻型インスリン、就寝前に中間型インスリンを注射。
あとは、食事療法。

らくだ自身、えっころ加減(いい加減)な性格ってこともあって、かなりアバウトな食事療法。
毎夕食に作ったサラダのドレッシングをあれこれと自分で工夫してみたり、料理も同じ食材を使いながら、シェイクと調理法を変えてみたりと、楽しみながら食事療法できたなあと思っとります。

それに、スーパーで何気なく買い物カートに放り込んどった食品の成分表をにらめっこしながらの買い物って、結構、楽しかったんだよねぇ。乳製品でも、いろんな発見があったのよ~。(たとえばね、世に出回る「ラクトース抜き乳製品」ってのが、実は、「人の弱みに付け込んだ金稼ぎ商法」でしかないんじゃにゃ~かって、結論に達してみたり。)

食事療法だけで乗り切った人たちの話を聞くと、どぇりゃ~大変そうだって印象があるけど、「ダメなら、インスリン増量って切り札があるし・・・」ってのは、らくだにとっては気楽でござんした。ひもじい思いもせず、お腹一杯食べながら、妊娠判明直後と出産前の体重差が、マイナス2キロ!!
義母には、「妊婦とは思えないほど、げっそりしている」って、陰口を叩かれたらしい。
グウタラダイエットでなかなか痩せん義母、羨ましかったんだと思うわ~)

多分、無駄な脂肪が減ったこともあって、体調もすこぶるよかったし、恐怖の妊婦腹での階段昇降も楽勝。
一病息災って感じだわね。
ってことで、妊娠糖尿病自体は、胎児にも危険を及ぼしたり、巨大児が生まれてきたりって、リスクもあるんだけど、日常生活を健康的に過ごしたお陰で、らくだは妊婦生活をそれなりにエンジョイしましたとさ。


まあ、あんまりリスクや合併症のことばっかり書いても、つまらんもんで、この程度にしとくわ~。
(え?? こんなに長々と書いても、まだまだ書ききれんくりゃ~あったってこと???)


ちなみに、「順調、順調」なんて気楽に考えとったのは、らくだだけで、シェイクもらくだのことを長年知っとりゃ~すお医者さん方も、「何としてでも、無事にこぶ太郎誕生にこぎつけなきゃ・・・」って、ビクビクしとったらしいねえ。
シェイクが夜も眠れんほどストレスを感じたのも、仕事に加えて、こぶ太郎のことが心配だったからなんだわね。


うふふ、らくだったら、罪な女だわ。
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*Comment

pharyさんへ 

> 妊娠チウのあれこれ、こうやって笑って話せるようになってよかったですね。
*******
本人よりも周囲がハラハラしていたので、「あら、そんなに大変なのね。」と途中から気がついた次第です。でも、こぶ太郎が無事に誕生したからこそ、ネタにすることができ、改めてわが子に感謝。(ちょっと違うか・・・)


> <グウタラダイエットでなかなか痩せん義母、羨ましかったんだと思うわ~>
> この「義母」の部分をpharyに置き換えてしまった私。
**********
いや、ブログでちらりと見えるお写真から判断するに、pharyさんは出産後の私よりも、ずっとスタイルがよろしいかと・・・。某国首相に雰囲気が似ている(と日本の家族に言われている)義母とは比べ物にならないですよ。

> <お腹一杯食べながら、妊娠判明直後と出産前の体重差が、マイナス2キロ!!>
**********
野菜(特にサラダ)と蛋白質ばかり食べて、あとは全粒粉の炭水化物を摂取するようにしていました。
白米・白パンは勿論、パン粉やから揚げの粉、それから煮物類(砂糖や味醂が使われているもの)も食べていませんでしたが、独逸食に慣れているので、つらくなかったです。

> 私、毎朝タルと約40~60分ジョギングしているのに、それもここ数年来、全然体重に変化がないんですよぉ。間食ほとんどしないし、夜のゴハンだってお茶碗に三分の一にしているってのに、、、らくださん、ずるいわ!v-409
********
基礎代謝が落ちる年代でも体重の変化がないなんて、それこそ凄いですよ。私は、こちらで暮らし始めてから、体重がうなぎのぼりでしたので・・・。


> そうそう、↓記事の父親の育児参加ですけどね、うちのだんな君も夜の授乳(の前の赤ん坊の泣き声)には悲鳴を上げ、一人で別室に寝てましたよ。だから、私は朝寝をさせてもらうようにしてました。(=朝ゴハンはだんな君が作る←といっても紅茶を入れてパンを切るだけだけどさ)
********
おお、欧州男児は最近の日本男児に比べて、育児参加率が低いようですね。日本の親戚や兄たち、友人の話ばかりを聞いていて、うちが特別なのかと焦りましたが、皆さんのコメントを頂く度に、安心することができました。うちも朝は寝させてくれるようになったのですが、弁当苦行は、再び私の仕事となりました。
  • posted by らくだのせなか 
  • URL 
  • 2011.08/23 15:21分 
  • [編集]

鯨もん。さ~ん 

サラリと書くつもりが、やっぱり長編になってしまいました。
手短に書くコツを、伝授してください。

こちらでも、一応、体重測定するんですが、日本ほど厳しくないですね。
ああ、これも小ネタになりそう~。

> こんな大変な困難を乗り越えて生まれてきたこぶ太郎クン。。
> かわいいだろうな~(笑)
**********
困難を乗り越えてきたからなのか、わが子だからなのか・・・。
可愛いです。(親ばか丸出し!!)
  • posted by らくだのせなか 
  • URL 
  • 2011.08/23 13:43分 
  • [編集]

ロイワンさんへ 

> 私なら途中で挫折してるな、絶対。
********
いや、その立場になったら、挫折できないんじゃないかと思います。
書いてみると、「いろいろあったなあ」と実感しますが、自分では毎日をエンジョイしながら、仕事も続け、充実した日々を送っていましたので。今ほど、充実感はありませんが・・・。


> 母子共々すごいわー←尊敬
*********
いや、ロイワンさんも人生も凄いですよ。
ところで、カッパドキアにしました??
私、先回のノルマンディー地方に惹かれて、こぶ連れで行きたいと本気で思っているんですが・・・。
(勿論、シーフードとカルバドスが目当て・・・。)
  • posted by らくだのせなか 
  • URL 
  • 2011.08/23 13:37分 
  • [編集]

 

妊娠チウのあれこれ、こうやって笑って話せるようになってよかったですね。
ところで
<グウタラダイエットでなかなか痩せん義母、羨ましかったんだと思うわ~>
この「義母」の部分をpharyに置き換えてしまった私。だって、
<お腹一杯食べながら、妊娠判明直後と出産前の体重差が、マイナス2キロ!!>
私、毎朝タルと約40~60分ジョギングしているのに、それもここ数年来、全然体重に変化がないんですよぉ。間食ほとんどしないし、夜のゴハンだってお茶碗に三分の一にしているってのに、、、らくださん、ずるいわ!v-409

そうそう、↓記事の父親の育児参加ですけどね、うちのだんな君も夜の授乳(の前の赤ん坊の泣き声)には悲鳴を上げ、一人で別室に寝てましたよ。だから、私は朝寝をさせてもらうようにしてました。(=朝ゴハンはだんな君が作る←といっても紅茶を入れてパンを切るだけだけどさ)
  • posted by phary 
  • URL 
  • 2011.08/23 13:11分 
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・・・  

v-22日本時間でこんばんは。
スゲェ~長いレポートだっ(笑)
やっぱり糖尿が出ると大変ですな。。 でも体重が増えなかったのはビックリ!
日本でも妊婦さんに「2人分食べないと!」と言うのは昔の話で。。
今は、運動しなさい。太らない!が鉄則みたいです。
こんな大変な困難を乗り越えて生まれてきたこぶ太郎クン。。
かわいいだろうな~(笑)
  • posted by 鯨もん。 
  • URL 
  • 2011.08/23 10:04分 
  • [編集]

ほんと罪なお方(笑) 

お話を聞くにつけ、食事療法にインスリン注射にヘパリン注射と、らくださん毎日よくやりましたねぇ!
すごいです!!
私なら途中で挫折してるな、絶対。
そりゃ、お医者さん達はびくびくしてたかもしれませんが、らくださんも努力されたんですものね。
そぶ太郎君もよく頑張ってここまで育ってくれたもんですねぇ!母子共々すごいわー←尊敬
  • posted by ロイワン 
  • URL 
  • 2011.08/22 14:31分 
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